下記リンク先記事では、日本のNGO・企業が行っている、発展途上国への
ソーラーランタン寄贈の取り組みが紹介されています。
途上国に太陽光ランタン、日本のNGOら寄贈 : 環境 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)具体的には、
(NPO法人「
ガイア・イニシアティブ」)
・取り組み:
「ガイア・イニシアティブ」では、インドの「エネルギー資源研究所」(TERI)の
ソーラーランタン普及活動に協力しており、日本の企業・個人から寄付を募っている。
(現在は、「東芝プラントシステム」や神奈川県庁などが協力)
TERIでは、最近
2年間で約
130の村に、太陽電池パネルと
ソーラーランタンを寄贈。
このうち
12の村への寄贈は、日本からの寄付で行われている。
・寄贈に必要な費用は、村
1ヶ所あたり
85万円。
・寄贈品活用の例:
インド北部ウッタルプラデシュ州のナングラマル村では、
1軒の家に大きさ約
1畳の大きさの太陽電池パネルを設置。
また
ソーラーランタン50個が用意されており、日中に太陽光発電で充電し、夕方に子供たちが取りに来て各家庭で利用している。
(ランタンは翌朝に返却し、日中にまた充電する)
・導入効果:
寄贈を受けた村では、
・「これまで夕食が終わると真っ暗になり、食器も洗えず、じっとしていた。
本当に助かる」(若い女性)
・「木の葉を使った皿作りの副業ができる」
・「明るくて安全。これで夜も勉強できる」(子供達)
といった声が挙がっている。
(従来は、暗く煤が出る灯油ランプを使っていた)
(NPO法人「
ソフトエネルギープロジェクト」)
・取り組み:
アフリカ・セネガルの漁村に、現地のNGOと協力して太陽熱調理器を寄贈している。
(これまでに
5台を寄贈)
・背景:
現地の村では、薪を調理用の燃料に用いているため、
・森林伐採による砂漠化の進行
・生活費の大部分を、燃料代として使わざるを得ない
といった状況がある。
・導入効果:
「環境を守り、貧困から抜け出す手助けになる」
(「ソフトエネルギープロジェクト」の理事長)
(
三洋電機)
・アフリカ・ウガンダに、これまでに自社製
ソーラーランタン計
750セットを寄贈。
今後は販売も計画している。
等となっています。
記事では、これらの動きについて、
・「自然エネルギーは大規模発電所を建設するより即効性がある。
カエル跳び(途上国が、化石燃料を飛び越えて自然エネルギーによる発展を目指す)は、日本企業にとっても自然エネルギーの設備を売り込む商機となる」
(環境エネルギー政策研究所の飯田哲也所長)
とのコメントが紹介されています。
ガイア・イニシアティブのサイト[2]に、ソーラーランタンの寄贈・利用状況が詳しく紹介されていますが、一般的な住宅向け太陽光発電システムより安価な費用の設備・備品でも、現地で多様な用途に用いられ、多くの導入効果・恩恵を得られているという点が、非常に興味深いです。
勿論日本とはいろいろな面で状況が違うとはいえ、自分の生活は電気を必要以上に使っているのではないだろうか、と、改めて考えさせられました。
※参考
・[1]NPO法人ガイア・イニシアティブ - GAIA INITIATIVE
http://www.gaiainitiative.org/・[2]ガイア・ヴィレッジ │ あたらしい技術と、古くからの村の知恵を、つなげよう。
http://www.gaiainitiative.org/gaia_village/・[3]ソフトエネルギープロジェクト
http://www.k5.dion.ne.jp/~npo-sep/・[4]三洋電機
http://jp.sanyo.com/
※当ブログの関連記事:
・
三洋電機が中東での事業展開を強化、「ソーラーランタン」先行発売も(2009/02/03)
・
インドの無電化村で、太陽光発電の電力を使用するソーラーランタンの普及が推進中(2010/01/02)